弁護士 森元 鷹志
「市民の方が気軽に相談できる弁護士になりたい」
これが、私が弁護士を目指した初心です。
私は、山口県の下関市という、本州最西端の港街で生まれ育ちました。
一般的な家庭に育ち、ごくごく普通の生活を送っていた私ですが、突然あるトラブルに巻き込まれ、泣き寝入りしたという苦い経験があります。
今考えれば弁護士に相談するべきだったのですが、当時は弁護士への相談はとても敷居が高いことに感じられ、曖昧なまま終わらせてしまったのです。
そのため、十分な補償も受けることが出来ず、何年もの間、「あの時ちゃんと相談すればよかった」、「でも弁護士って敷居が高いよな」という思いが頭の片隅にありました。
そんな中、大学のとある講義で、司法へのアクセス、弁護士への相談の敷居の高さが問題となっており、私と同じような悩みを持っている人が多くいることを知り、この問題に興味を持つようになりました。
そして、子供の頃から漠然と持っていた弁護士という仕事への憧れもあり、いつしか、自分自身が気軽に相談できるような弁護士になり、同じような悩みを持っている人を助けたいと思うようになりました。
このような経緯から、「市民の方が気軽に相談できるような弁護士になりたい」と、法曹の道を志すようになりました。
事務所にご相談に来られる方は、様々なお悩み・ご不安を抱えています。また、弁護士に何かを相談するということ自体が、人生で初めてだという方がほとんどです。
そのような方から、お悩み事を丁寧に聞き取り、難しい言葉を使わずにわかりやすく解決への道筋を説明する。そうやって少しでも多くの方の不安を取り除ける弁護士でありたいと思います。
大阪の弁護士事務所の大半は、大阪市北区西天満の裁判所周辺にありますが、誰もがアクセスしやすい環境であるかと言えば、そうではありません。
「市民の方に身近な弁護士としてあるためには、もっと地域の住民の方が利用しやすい場所に事務所を構えるべきではないか。」
このように考え、大東市の住道駅近くで事務所を開業いたしました。
弊事務所では、取扱分野を限定せずご相談いただいた様々の案件を受任しておりましたが、弁護士人口が増加し、事務所の多様化が進行していく中で、当事務所も注力すべき分野を絞る必要があるのではないかと考えるようになり、相続問題への注力を決めました。
時に、「相続が「争続」になってしまう」と表現されることがあります。
相続によってまとまった遺産を分けるとなると、仲のいい家族や親族であっても、残念ながら揉めてしまうことがあります。遺産の分配をめぐって何年もにわたって争い続け、関係の修復が困難となってしまうケースも少なからず存在します。
また、家族間の関係がもともと良好でない場合には、他の相続人に対する長年の不満など、感情的な問題も複雑に絡み合います。
このような紛争化した相続トラブルを解決することは容易ではありません。複雑に絡み合った数々の問題をほどき、法律に則って適切な相続を実現するためには、専門家によるサポートが不可欠であると考えます。
また、ご自身が亡くなられた後、残されたご家族がこのような「争続」に巻き込まれることを防ぐためには、あらかじめ遺言を作成するなどの対策を取っておくことも重要になります。
相続問題にお悩みの方、将来のご自身の相続に備えたい方は、是非一度当事務所にご相談ください。どうぞよろしくお願い申し上げます。